睡眠時無呼吸症候群

マスコミでも最近頻繁に取り上げられているので興味のある方も多いことと思います。睡眠の質を向上することにより、より一層健康な体を作ることが可能です。
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ダイエット:肥満はイビキ、睡眠時無呼吸症候群の大きな原因です。しかし、絶食によるダイエットは必ずリバウンドをおこします。ダイエットは一人ではなかなかうまくいきません。成功の秘結は、協力者を作ることです。
◆最新情報!◆
 睡眠時無呼吸症候群を解消して熟睡できるようになると、成長ホルモンの分泌が良くなり、その結果基礎代謝が上昇、さらには体重が減少しやすくなります。
肥満→睡眠時無呼吸→痩せない という肥満スパイラルが存在するようです。

夜間呼吸モニター:実際の夜間睡眠中の呼吸状態を把握する検査です。簡易タイプと精密検査(ポリソムノグラム;PSG)があります。前者は自宅で検査ができますが、検査結果にばらつきがあります。後者は1泊入院が必要ですが正確な結果がわかるので、現在の主流となっています。

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)による治療:すぐに行うことができ確実に効果がある治療法ですが、なれるまでに少し時間を要します。

手術治療
:軟口蓋の形成をレーザを用いて行う方法があります。(LAUP) また、鼻づまりを起こす病気(鼻中隔彎曲症、副鼻腔炎など)がある場合は併せて手術を行います。アレルギー性鼻炎による鼻づまりには、レーザー照射治療が有効です。

★よくある質問の自己解消法も参照下さい

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レーザ治療  

 最近は耳鼻咽喉科でもいろいろな治療にレーザを使用します。医療用レーザは主に組織の切開や粘膜の焼灼に使用されます。一般の方々はレーザというと「痛くない、血が出ない、何でもできる夢のような機械」と誤解されることがしばしばみられますが、
決してレーザは万能ではありません。 もちろん、適材適所で使用すれば素晴らしい装置であることは事実です。その使用範囲は限られており適応に見合った疾患にだけ使います。耳鼻咽喉科における応用範囲は

・アレルギー性鼻炎(花粉症)の鼻粘膜焼灼術 (注1)
・いびきに対する軟口蓋形成術 
(当院では行っていません。)
・鼻ポリープ切除
・粘膜の腫瘍切除

・声帯疾患
などがあげられます。

(注1)
花粉症レーザ治療について
 花粉症治療のレーザ治療についてお問い合わせを数多く頂いており、その中でも電話で予約が可能かというお問い合わせが多いのですが、全てのケースにレーザ治療が有効であるわけではありません。たとえば、鼻中隔彎曲症が高度の場合、レーザ治療により癒着を起こしてしまいかえって鼻づまりが悪化する場合があります。さらに、レーザ治療後の出血トラブル防止のために血液検査を行います。以上の理由から術前に診察を受けていただいております。
費用は
左右の鼻を行う場合、おおよそ次のようになります(3割負担の方の場合)
 初診時:\5,100くらい (初診料、ファイバースコープ検査、採血検査、処置料金として)
 手術時:\6,300くらい (再診料、手術料、処方箋料、その他)
さらに、「レーザ治療で花粉症が治る!」という誤解を招くような表記を眼にすることがありますが、レーザ治療の効果持続期間はおおよそ1年といわれております。決して、一度の治療で一生効果が持続するものではありません。花粉症は一度のレーザ治療で完全に治る疾患ではないことをご理解下さい。
なお、
スギ花粉症対策のためにレーザ治療を行う時期は、前年の12月頃が適当です。スギ花粉飛散後は十分な効果が期待できませんのでご注意下さい。
※ 通年性アレルギー性鼻炎はいつでも施行可能です。
  
★レーザ゙手術の流れ (要予約)
初 診 :鼻腔形態観察 ・術前血液検査
 ↓ 1週以降
レーザ゙手術 :局所麻酔 → 手術 → 投薬
 ↓ 1週後
術後チェック 1 :術後の処置 (痂皮除去など)
 ↓ 3週後
術後チェック 2 :鼻腔内の確認 → 終了


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内視鏡

 耳鼻咽喉科は耳の穴、鼻の穴、のどの奥を診察するために昔から特殊な器具を駆使して観察してきました。近年の光学機器の発達、とくに内視鏡の進歩は従来観察が難しかった部位を鮮明に視ることができるだけでなく、モニターを通して複数の人間が同時に観察可能になりました。さらには、手の届かない部位の治療にも活躍しています。
今では日常診療、検査、手術の時になくてはならない器械になっています。


補聴器

 高齢化社会に伴い、お年寄りの聴力によるコミュニケーションの手段として、また、難聴を補填する重要な医療機器です。数年前からデジタル式の補聴器が市販されるようになり、選択範囲が拡大しています。
補聴器をじょうずに使うためには正しい使い方をマスターすること、さらに、ご家族の協力が不可欠です。


補聴器は高価なものです。購入に際して次の注意が必要です!

・専門医の指導
・専門店での購入
・定期的な調整・清掃


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医療用ピアス

 今の世の中、耳にピアスを開けることはオシャレとしてごく当たり前の時代になりました。実際、健康診断に行くと中学生がピアスをしていることも珍しくありません。しかし、安易に行うと次のようなトラブルの元になります。

・金属アレルギーによる皮膚炎
・ピアスホールの感染
・ピアスホールからの滲出液漏出→ピアスホールの閉鎖


そもそも、ピアスを開けることは医師の資格がないとできません。医師以外が行うと医師法違反に問われます。
ファーストピアスは、医療用ピアス(24金メッキ製、チタン製、プラスチック製、シリコン製)を使用して、専門医により安全かつ確実に行いましょう。


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